長浜の黒壁スクエアは古民家を活用した店舗が多く、かつての暮らしの色が残されているそれぞれの店舗の様子を比べるのも楽しみのひとつ。
今回は数ある黒壁エリアの古民家カフェのひとつである「ばーる じらそーれ」にお邪魔してきました。
黒壁エリアの開放的な古民家カフェ
黒壁エリア一帯に広く共通する建築様式である「町屋建築」を活用した店舗外観。
地域に溶け込んだお店は、何の気なしに通り過ぎてしまいそうになります。
店舗正面は大きな一枚ガラスを活用した開放感のあるつくりになっており、初めて訪れる人でも気軽に入店しやすい雰囲気があります。
暖色系の照明が温かみがあり、居心地の良さを予感させますね。
町家のつくりとモダンを融合した店舗デザイン
実際に店舗内に入ってみると、外から見ていた以上に店内は広々としています。
そんな感覚を抱かせるのは、店舗奥に広がる「小上がり」形式のスペースがあるからでしょう。
小上がりの奥には「中庭」が広がっている様子も見え、まさに町家建築の構造を踏襲していることがわかります。
そんな伝統的なデザインにのっとりながら、店舗手前にはカウンターとベンチ形式の座席が用意されており、伝統とモダンデザインを融合させている造りとなっています。
現代日本人にとって実に落ち着く空間です。
中庭を眺めてくつろげる小上がり席がオススメ
今回私たちは小上がりスペースにある座席を利用させていただきました。
テーブルが4つほど構えられ、全部で8席ほどが有りました。
基本的には2人で使うテーブル席となっており、少人数での来店に向いている配置となっています。
ふたりでの黒壁観光の合間にお茶したい、といった使い方をしたい空間です。
小上がりスペースがおすすめなのは、中庭を眺めることができる席となっているからです。
冬の緑がすくない季節でも上の写真のような美しい和の空間を楽しむことができます。
長浜らしい町家の空間を存分に楽しむことができる座席となっていますよ。
パンと紅茶がイチオシ!豊富なドリンクメニューも魅力
ばーる じらそーれのメニューは以下のような感じ。
(画像をクリックすると拡大されます。)
ドリンクメニューが豊富なので、その時の気分に合わせて注文ができます。
イチオシは紅茶のようで、かなり豊富な種類が用意されています。
ティーポットで提供されるので、雰囲気もバッチリ。
フードメニューはそれほど多くありませんが、ショーケースにおいてあったようにパンはおすすめされているので、小腹が空いたときにも嬉しいですね。
和モダンな空間でいただくドリンクは癒やし
今回は夕食を控えていましたので、ドリンクを一品ずつオーダーさせていただきました。
ジラソーブレンドコーヒー
▲「サイフォンでいれるジラソーブレンド」 ¥500
飲みやすいコーヒーで、一息入れるのにぴったりです。
抹茶ラテ
▲抹茶ラテ(ホット)¥500
抹茶ラテも程よい抹茶感とクリーミーさで、和の空間によく似合います。
グラスに敷かれた敷物がかわいいですね。
嬉しいクッキーサービス
ドリンクを注文すると、クッキーがサービスで付いてきました!
ドリンクだけだと口がさみしいときでも、クッキーをかじりながら過ごすことができるのはうれしいですね。
素朴なクッキーでした。
ちょっとした小物がかわいい店内
店内はちょっとした小物やインテリアが可愛らしく、お店の方が丁寧に営業されていることが伝わってきます。
天井をふと見上げるとシャンデリア風の照明。
和の建築に溶け込む、さりげなさが素敵です。
入り口横には作家さんの作品スペースも
店舗の入口横には作家さんの作品が展示・販売されているスペースが有りました。
地元で続けてきたお店だけに、こうした小さな応援の形がすばらしいですね。
訪れたのは2月末なので、ミニチュアのお雛飾りが置かれていました。
こちらも作家さんの作品のようです。かわいい!
10年にわたって続いてきた居心地最高のカフェ
今回1時間ほど過ごさせていただきましたが、本当に居心地がよく、ずっと過ごしていたくなる空間でした。
伝統的な建築様式を随所に活かした店内のデザインが素敵で、長浜らしさを感じられる点もグッドです。
お会計の際にお店の方にお話を聞いてみると
もうこのお店ができて10年以上になりますね。
とのことで、きちんと手入れが行き届いている店内にお店の方の愛を感じました。
写真を取らせてもらってもいいですか、とのお願いにも
あ、全然いいですよ!
と気持ちよく応じていただけた本当に素敵なカフェでした。
基本情報
infomation
名称:ばーる じらそーれ(Bar Girasole)
住所:〒526-0059 滋賀県長浜市元浜町14−25
営業時間:10:00~18:00
定休日:月曜日
TEL:0749-63-7533
WEB:公式インスタグラム
【mamizu web編集長】滋賀県出身の27歳。大学進学を機に地元を離れ、岡山、札幌、高知などで暮らした後、2018年末に帰郷。改めて地元で暮らすとWEB上の信用できる情報の少なさに気づき、2019年1月に滋賀の観光おでかけメディア『mamizu web』を立ち上げる。個人としては2016年1月にブログを立ち上げ月間10万PV規模のサイトに。外部メディアでライターとして執筆経験も多数。趣味は旅行と写真撮影。