新型コロナの感染拡大の影響を受け、滋賀県内でも飲食店は営業内容の変更を迫られるなど、大きな影響が出ています。
県内には素敵な飲食店が数多くあるだけに、なんとかコロナウイルスに負けずに営業を続けてほしいと願いながら、我々も非常に心配をしているところです。
そんな重苦しいニュースが続くご時世の中、彦根市にて、飲食店を応援する非常に素晴らしい取り組みが行われていることを知りました。
その名も「ドライブスルーdeおうち外食応援団」!。
一体どんなイベントだったのか、mamizu web編集部が、実際に訪れてみました!
おうち外食応援団とは?
一般社団法人の近江ツーリズムボードが、県内のテイクアウト・デリバリー実施飲食店を紹介するサイト「おうち外食応援団」を立ち上げたことが、このイベントのそもそもの始まり。
サイトをご覧いただくとわかるように、彦根・近江八幡エリアを中心に40店舗以上のお店が掲載されています。
新型コロナウイルス対策としてテイクアウト及びデリバリーの販売が全国的に広まる中、滋賀県でもいち早く、テイクアウトなどの情報をまとめたサイトとなっています。
テイクアウトがドライブスルーで楽しめる!?
サイトに情報がまとめられているといっても、テイクアウトに実際に店舗を訪れるのはなかなか腰が重いもの。
そんな消費者心理を見越してか、考え出されたのが今回の企画。
なんとサイトに掲載されている店舗の弁当・惣菜が1ヶ所でドライブスルー形式で買うことが出来るというのです!
地元飲食店のこだわり 弁当・総菜が集結! 販売方法は、今一番安全と言われ PCR検査の手法としても取り入れられる「ドライブスルー形式」。新型コロナウィルスの影響で外出の自粛要請が厳しくなっていますが、ご家族と安全に、バラエティ豊富な食を楽しんで下さい! (公式サイトより)
つまり、車で訪れれば店員と対面することなく、車の中だけで注文が完結する、という販売を実現したわけです。
なるほど!これなか接触をほぼゼロにした状態でテイクアウトができますし、様々な店舗が一同に集まっているので、選ぶ楽しさも味わえます。
そんなシステムに感動したので、飲食店を応援する意味も込めて訪れてみました。
会場は彦根文化プラザの駐車場
会場は彦根市にある「彦根文化プラザ」の駐車場。
近くに行くまで看板などが立っていなかったので、本当にやっているのか、若干の不安を覚えながら訪れました。
会場に到着すると入り口付近にマスクとエプロンを付けたスタッフの方が立っておられます。
イメージカラーのオレンジ色の旗もいくつも立っているので、ここまでくれば安心。
スタッフの方の指示に従って車を奥へと進めます。
長蛇の列!でも人との接触はゼロで安心!
駐車場の奥へと車を進めると…長蛇の車の列が見えてきます!
かなりの車の量に「おお!」と思わず驚いてしまいました。
ざっと見渡しても何台あるのかわからないくらいの車の数です。
スタッフの方の指示できちんと列を作っており、そのまま前の車に続いて進んでいきます。
これだけの人が集まっても、人との接触は皆無なので、非常に安心です。
入り口から少し進むとメニュー表と注文表を貰える
入り口からすぐのところでスタッフの方から、メニュー表と注文表を渡してもらえます。
メニューは裏表になっており、表側は和食、裏面は洋食に分類されています。
訪れた日によって出店店舗が違うため、当日に販売されているメニューを良く確認しましょう。
注文表の書き方
メニュー表に載っている料理にはそれぞれ番号がふられているので、希望する商品の番号を記載し、注文数に丸をつけます。
希望の商品がすべて書き終わったら、合計の注文数と合計金額を書き込みます。
また、どの車から注文したかがわかるように車体番号を記入する欄があるので、ここもしっかりと書いておきましょう。
ここは、できるだけ詳しく書くと親切です。
筆記用具も配布していただけるので、手ぶらで訪れることが出来るのが、いいですね!
注文表の回収まではたっぷり時間があるので、じっくり悩んで決めてOK!
あとはひたすら並ぶだけ!
というわけで、あとはひたすら並びます。
私たちは15時過ぎに訪れましたが、すでになかなかの長蛇の列でした。
出来る限り早く受け取りたい方は、時間に余裕を持って訪れるのがいいでしょう。
車の動きについて
ここで車の動きについて、簡単にまとめて記しておきます。
購入まではオレンジの矢印のような動きとなります。
駐車場内をジグザグに列を成して進んでいくような形です。
商品の受け渡しはひとつのテントで行われているので、どうしても時間はかかります。
受け渡しが終わると、青色の矢印のように一直線に出口に向かいます。
テントが見えてくるまで約45分
ひたすら並ぶこと、約45分。
ようやく商品の受け渡しのテントが見えてきます。
45分と聞くと長く感じるかたもいるかと思いますが、車の中で自由に過ごすことができるので、我々は全く苦には感じませんでした。
映画などを用意しておくと、より楽しくすごせるかと思います。
テントに到着!会計を済ませ、商品受取!
テントの手前5メートルほどのところで注文表をわたし、テントの目の前で会計を済ませます。
するとすぐに商品を手渡ししていただけます。
この間も一瞬窓をあけるだけなので、接触らしい接触はなし!
非常に配慮された企画であることを随所で感じました。
商品も非常に丁寧に用意されている印象
実際の商品を見てみますと、非常に丁寧に用意されたことが伝わってきます。
袋には番号が振られているので、間違いもほぼないのかと思います。
お手拭きやお箸も入れてくださっています。
お店のクオリティをおうちで堪能。
テイクアウトだからといって手が抜かれているとか、そういったことは全く感じませんでした。
お店の味がこうしてお店の外で食べられるのは、本当にありがたいですね。
出かけられないGWは、ドライブスルーdeおうち外食応援団へ
コロナウイルス感染拡大の影響で、どこにも出かけられないGW。
消費者以上に、飲食店関係者の方々は苦しい思いをしておられることと思います。
そんな方々を少しでも助けるつもりで、こうして「おうち外食」をしてみるのも素敵ですよね。
なにより、お店の味を家でも味わうことが出来る、というのは最高です。
残りの開催期間も僅かですが、体調などには万全の注意を払って、ぜひ訪れてみてください。
【mamizu web編集長】滋賀県出身の27歳。大学進学を機に地元を離れ、岡山、札幌、高知などで暮らした後、2018年末に帰郷。改めて地元で暮らすとWEB上の信用できる情報の少なさに気づき、2019年1月に滋賀の観光おでかけメディア『mamizu web』を立ち上げる。個人としては2016年1月にブログを立ち上げ月間10万PV規模のサイトに。外部メディアでライターとして執筆経験も多数。趣味は旅行と写真撮影。